「動きのある写真」の本質って何?と問い合わせると、撮影している人はどう答えるんだろうか?個人的な解釈だが、ブレてるとか流し撮りしてる写真って答える人が多いような気がする。
それも一つでは有るんだが、それって別の角度から言おう、合成できるのよ。やろうと思ったら。一例を言うなら、MAZDAがスマホのアプリで流し撮り風のエフェクト撮影できるアプリを開発したりしている。ソレとコレとは違う、あくまであっちはエフェクトやろと言われるが、しかし、それを極めていくと作れちゃうわけです。時間とベースとなる写真次第だとは思います。
では、そうではないと言うのなら、花田さんは一体どう考えるのか?と問われる。自分流で言うなら「重心がアンバランスに写った瞬間」だと答える。コレってどういう事か、静止状態って重心が一番安定している状況になる。人間に例えてみよう。両足で立つと、重心が安定しているので微動だにとは言わないが、動かない。では、片足で立つとどうだろう。途端に重心を安定させようと崩れた重心方向とは逆の方向に動いたりして、安定化を図ろうとする。つまり、その瞬間が動いている瞬間と自分は考えている。
その瞬間を押さえたら、流し撮りとかブレとかない写真であったとしても、動いてる感じは演出できる。コレは生物の話以外にも、車だろうが戦車だろうが、空を飛んでいる戦闘機なり飛行機なりにも言えることで、どこかしら重心がアンバランスになっている場所をどう捉えることができ、そこを写真として抑えることができれば、それは「動きのある写真」なのだ。
こういった一見すると哲学的に思えるかもしれないけど、このような考え方は必要で、技術のみが先行されがちでは有る。偉そうに見えるかもしれない。しかし、自分流の考え方はアウトプットして他の方の意見を聞きたい。それでさらに精査していき更新できれば、お互いにメリットの有る作業だと信じる。
たまには哲学的な文章も書きたくなるわけです。
2020年12月17日