ブツ撮りをする際に、自分だけの場合は気にしなくて良いのですが、クライアントやデザイナーが近くにいる場合、写真の構図などをアレコレ検討しながら撮影したいのだが、カメラのモニターだと小さく周りに見せるというのは難しい&三脚などに触れたくないと言ったことや、ポートレート撮影でモデルさんにどんな撮影写真が撮れたかリアルタイムに見せたいなどと行った事が発生します。そうなると、PCを持ち込んでカメラに有線で取り付け、ソフトウェアを起動し、撮影!、俗に言う『デザー撮影』なんですが、コレ結構大掛かりになりやすく、大型のスタジオとかライティングをシビアにコントロールするとか、そういったレベルで雑誌なんかで紹介されていますが、こんな事めったに無いけど、デザー撮影が必要なことは有る。しかし、アシスタントの居なければ、必要な撮影機材の費用を捻出するのも難しい、手元にあるのはタブレットとFlashAir、コレでどこまで行けるかの参考にどうぞ
※iOSでの操作になりますが、Androidでも似たようなことは出来ると思います。ただし、今使っているのは古いiPad&古いバージョンでの仕様となっておりますので、画面やエラー内容などが違う場合があります。ご了承ください。
※FlashAirなどの基本操作はここでは解説しません。すでに使用して、ある程度理解できる前提での記事になります。
FlashAirをカメラに差し込んで、起動し暫くするとFlashAirとWi-Fi接続出来るようになると思います。その後アプリを起動すると上記の画面になります。まずは、自動更新と自動保存を設定したいと思うので左下の3本の横線が設定のメニューになってますので、ここをポチッと!
そして、FlashAir側の設定を下記の様に変更。
- 自動更新→オン
- 写真/動画の自動保存→オン
こうすることで、自動更新はFlashAirカード内を定期的に読み込みに生きます。もしダウンロードされてないファイルが有った場合、自動保存をオンにすることで、後は自動的にカメラロールに保存されていきます。自動保存になってるかどうかは下部の中央に「A」のは言ったボタンが表示されていればOKです。
緑の下矢印マークはカメラロールに保存したことが有るデータで無いのは、保存されてないデータになります。上記の写真ですと、一点だけ保存されてませんので、コレが自動的に保存されます。ただし、これ早速デメリットが合って、自動更新の時間、何度か計測しましたが約30秒に1回程度、一番早くて13秒というのが有りましたが、ほかは30秒台でした。ただし、更新されてしまえばカメラロールにダウンロード保存されるのは数秒、試しに5DMarkⅢを持ち出してjpgデータを取り込ませてみましたが、同じく数秒でしたので、などは下部に有る時計回りの矢印が書いてある部分をポチッと押して、強制的に更新すれば回避対策出来ます。
カメラロールに保存だと、すべての写真閲覧担ってしまうので、後で写真を見直すときなど、写真を探すのが面倒臭いことがあります。そのためにカメラロールにはアルバム機能が有りそこに保存する為には?っていう場合は、設定画面から「写真/動画の保存先アルバム指定」をオンにして保存先にチェックを入れるか、新しいアルバムを作りたい場合は右上の十字ボタンをポチッと押すと新しいフォルダを作れます。
デザー撮影的にはここで完了なんですが、ここから更に一歩、勧めてセレクト作業までやってしまいましょう。FlashAirはあくまでもカメラロールに保存をさせるのが目的なので、別のアプリを使用します。おすすめは『HashPhotos』です。コレ、Adobe使っている方ならBridgeみたいなものといえばピンとくると思いますが、はっきり言ってアレ(笑)
アレじゃわからんっていう人のために、カメラロールでセレクトは出来るんですよ、実際問題。しかし、欠点が…ファイル名がその場だとわからないっていう。コレ結構重要な問題で、ファイル名がわからないと後からPCに取り込んだりとかした場合、どれがOK写真だったっけ?っていうのが判らなくなります。そういう事も含めて行き着いた先が先程のアプリでした。
英語表記なので、とっつきにくい用に見えるが操作は簡単です。
右側のメニューはカメラロールのメニューと変わらないです。前写真を見る際は、Photoのメニューを押せば基本的にはOK!アルバム毎での確認はMyAlbumメニューから該当するのを選べばOKです。
写真を拡大表記して、右左スライドすれば次の写真が出るので、コレOKと思ったら、中央のハートマークをポチりとイイネ!した場合、青いハートに変わりますので、写真をセレクトしていきます。
イイネされた写真一覧確認は左側メニューに「Favorites」を押せば、一覧が出ますので、そこからさらにセレクト作業でフィルター作業をやっていくことも可能です。
写真を拡大表示させた時に、右上の(i)こんな感じのボタンが有るので、それを押すと写真詳細を見ることが出来ます。一番上はその写真のファイル名、撮影した機材、設定、課金すればヒストグラム等もっと詳細データが見れ、水色で塗りつぶしておりますが、ExifにGPSデータを入れてる場合はそれを利用して、撮影した場所を表示することも可能です。
ふと、ここで疑問が、イイネ!ポチリとした写真カメラロールで見た場合もイイネデータが引き継がれるのか?と思いカメラロール側でも参照
右上のハートマークに注目!無事継承されてる!コレはかゆいところに手が届く話です。コレで選んだ後さらにさらに
このまま、AirDropでMacにファイル共有するなり、iOS限定になりますが、クライアントやモデルさんに写真をわたせ、写真データ取扱をスピーディーに終わらせることができそうです。ついでに、お気に入り写真や動画をクロームキャストやHDMI端子をLightning端子に変換するアタッチメントなど使いプロジェクターやモニターで大きく写せるので、撮影後のアフターで流したり、結婚式などで撮影した写真をセレクトして2次会で流すと言った使いか方もできそうです。コレに関しては、何かしらで試してみようと思います。
かなりの長文レポートでしたが、何かしらの撮影運用きっかけになればいいなと思います。