流し撮影というと「動きのある被写体の一部(重要)はバシッとピンが来てるが、背景などがぶれている写真」の事と自分的には定義しております。
その定義を本にモータスポーツの例を言うと、サーキット場で100キロ超えで撮影イメージが有るかと思います。もちろん、それ以下の速度でも流し撮りできるやんとか言われますが、一般的に目に見るような写真の話ね。じゃあ、それ以下の速度じゃむりなん?って思いませんか。自分も無理と思ってました。
上記の写真は「オートテスト」というモータスポーツ競技で、ルール上「30キロ以上の速度になるコースにならないようにしてくださいね」というのがあります。
そんな低速でで流し撮りするためには、と考える際にまず流し撮りになるシャッタースピードを決めました。
上記で上げている写真の場合は「1/50」を基準としております。そうするとどうなるか、シャッタースピードが遅くなれば遅くなるほど、光量が増えます。そうなると暗くするために相対的にしF値を絞らないといけないのですが、下手すりゃ「F22」「F16」とか、戦闘機じゃないんだから!のような値になります。
その結果、途端に画質が悪くなります…悪くなりました。
困った困った…と絶望しており、ISO感度を調節してとか言えますが、晴天で撮影することが有るのでISOは「100」やら「200」やら、これ以上、下げれないって言う場面があります。
そうなると、おわかりですね。そもそもレンズに入る光を少なくする=サングラスを掛けさせればええんや!ということで「NDフィルター」を導入して撮影しました。「NDフィルター」に関しては、有れば便利デス。個人的に値段とか、メーカーとかどうでも良くて、花田的には光が抑えれればよいという発想でございます。
その組み合わせで上記の低速流し撮りが完成しております。そう言うと「花田さんいやいや、それって一眼レフしかできないじゃないですか」とか言われますが、スマホ用のNDフィルターってのもあります。そして、スマホでもマニュアル撮影できるアプリは存在します。なので、実はこの話って撮影機材を選ばない撮影時術だったりします。
後もう一つ、低速であれば有るほど望遠であれば有るほど、一脚使っての撮影をおすすめします。
横移動がメインの場合に限りますが、望遠で撮影しながらカメラを振り回すのは本当に肩や腕の筋トレです。
手ブレ補正もONにしていますが、低速って手ブレ補正がどうしても弱めになりがちかなと、変態手ブレ補正機構でない限り…
それはさておき、コレもやはり一眼レフでよく見かけますが、スマートフォンでも使用できるものとかあります。
そんなわけで、結論的には「マニュアル撮影」で「NDフィルター」で「一脚」で撮影すると低速でも気持ちよく撮れますよっていう結論にはなるんですが、人によっては「当たり前やん」って言われそうなので、花田の覚書って事で何卒。
そういえば、一脚で思い出しましたが、花田がとある会社の社員だった時代に某サッカーチームがまだアマチュアリーグの時代、2年ちょいほど、そのチームのホーム戦の試合を撮影しておりました。
サッカーについては流し撮りってイメージなかったので、シャッタースピード上げておりました。そのためNDフィルターは不必要にはなりますが、F値やISO感度は変わらずでした。
そうなると、シャッタースピードが上がっているので、撮影楽に思えるでしょ?それでも、実は一脚は必須でした。
サッカー撮影って実は、撮影できる場所って限られております。
そのため、撮影中はハシビロコウのように動けないことも多く、でも瞬間を取らないといけないため、カメラは持ちっぱなし、腕はしびれてきます。しびれました。最初そうと知らず、、、、
そして、自分はこのレベルで良かったんですが、その時周りは大砲レンズのようなでかいレンズ、そしてそれを支える一脚。思わず「トールハンマー」とその時は思ったのを思い出します。
サッカー撮影のノウハウはなにげに持っておりますので、サッカー撮影のご依頼お待ちしております!
って事で本日の覚書文章終了(長々文章すぎる)
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